【川北メイサ】片思いしている将棋部の幼馴染が元プロ棋士の顧問との勝負に敗北、負けず嫌いな彼女はリベンジマッチを求めて顧問の自宅へ乗り込むのだが・・
この子は川北メイサ。僕の幼馴染だ。メイサのおじいちゃんは『川北無双』といって、将棋界のレジェンドと呼ばれる名棋士だった。おじいちゃん子だったメイサは、亡き祖父が得意としていた戦法『棒銀』を受け継いでいるのだが、これがめっぽう強くて僕は一度もメイサに勝てたことがない…。そんな彼女のことが僕は友人として、ライバルとして、そして異性として好きだ。いつかメイサに勝てた時、その気持ちを伝えると決めている。